2008年04月04日

銀座 『LOSIER』 (ロオジエ)

味 4.6  サービス 4.7  雰囲気 4.5 CP 不明 総合 4.6

銀座、並木通りに面した資生堂本社ビル正面に位置するロオジエ。フランスM.O.F職人(フランス最高職人)のジャック・ボリー氏が退いた後、アトランタのリッツカールトンホテル総料理長だったブルーノ・メナール氏が引き継ぎ、その後の評価は人によって意見が分かれるところです。しかし、昨年のミシェランで数少ない三ツ星に輝き、フレンチを語る上では絶対に欠かすことができない、誰もが憧れる日本最高峰のグランメゾンです。

entrance(losier).jpg

石造りのファサードの中央に位置する重厚な回転扉から一歩中に足を踏み入れると、銀座の喧騒とは一変、白い大理石が敷き詰められた上質かつエレガントな空間が開けています。1Fがウェイティングスペース、2Fがレストランとなっており、映画のワンシーンに出てくるようなドラマティックな螺旋階段(エレベーターもあり)を登ると、アール・デコ調のモダンながら、落ち着きと風格漂う空間があなたを迎え入れてくれることでしょう。食事ともなれば、都会の喧騒を完全に忘れ、優雅な非日常をゆっくりと味わえること間違いありません。

また、正面入り口に植えられた樹木は、季節ごとに植え替えられることで有名ですが、今回は佐野藤右衛門さんの手によって植えられた京都の円山公園の桜の孫木が華麗に満開の時を待っている様子でした。

inside(losier).jpg

夜のコースは、18,000円と24,000円の2コース。今回は、御招待を受けたため、詳細な値段については報告することができません。加えて、緊張していたため、料理に関するレポートについても、不備な点がございますが、何卒ご容赦くださいませ。

今回、頂いた料理は以下の通り。

・前菜の盛り合わせamuse(losier).jpg

・アミューズ・ブーシュamuse-bouche(losier).jpg
中にはタルタルにされたサーモンが入っており、ムースと共に酸味をもたらし、繊細な味わいを奏でる。

☆☆ラングスティーヌのサラダ キャビア・オシェトラとポワローのクリーム 糊とピスタチオのピストゥlangoustine(losier).jpg
赤座海老を使用。レア上のラングスティンは口の中で弾ける様な食感を愉しむことができる。ねっとりした赤座海老特有の甘み、キャビアの塩気、そして海苔とピスタチオからなるソースが絶妙に絡み合う。全て最上の食材を使うこだわりが故に、この美味なのでしょう。

・真鯛のポッシェ パルメザンチーズの香り そら豆とホワイトアスパラガス添えdorade pochee(losier).jpg
まるで、色鮮やかなミルフィーユを連想させる真鯛の両側には、ホワイトアスパラガスとトリュフの組み合わせが添えられており、遊び心溢れる盛り付け。鯛の旨味を逃がさない様に2段階調理(真空調理を経て、通常調理)された鯛の皮目には、香ばしくパリパリにグリルされたパルメザンチーズが載せられ、下に敷かれたそら豆の味が、鯛に優しい甘みを添える。しかし、残念なことに少しパサついておりました。

☆☆☆和牛フィレ肉のポワレ クリスピーに焼いたテリーヌ・ダフィノワーズ ソーストリュフ モリーユ添え
filet de boeuf(losier).jpg
haut brion(losier).jpg
青森県の黒石牛を使用。旨味が中に閉じ込められた繊細な舌触りの牛フィレ肉に、全身が痺れる様な感覚に錯覚する程の究極の香り奏でる黒トリュフのソースが抜群に絡み合る満足感ある至高の一皿。また、添えられたモリーユがやわらかなフィレ肉の味わいに深みを加え、シャトーオーブリオン(98)とも素晴らしいマリアージュを奏でる。

・お好きなチーズ盛り合わせcheese(losier).jpg

☆イチゴの“メルバ”シナモンとシトラスのエスプーマ イチゴとミルクのシャーベット
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デセールまで、飽きることなく楽しめるのはさすが。牛乳が新しいからこそ味わえる濃厚なミルクシャーベットの周りには、イチゴやレモンのジュレが添えられ、程よい酸味を加えています。

・プティ フール
petits fours(losier).jpg
30種類弱の中から好みに応じて、好きなだけ選択できます。お腹が満腹でも、つい食べ過ぎてしまうのは仕方が無いことです。

料理に関しては、メナール氏の言葉を借りるならば、「ネオクラシック」。つまり、オーセンティックなフレンチにアレンジを加えた、コンテンポラリーフレンチといったところでしょうか。贅沢に惜しみなく最高の材料が使われるのはもちろんのこと、それをメナール氏の色鮮やかな感性がより崇高なものへと昇華させるのは、まるでアーティストさながらです。それもそのはず、メナール氏の父はショコラティエ職人だそうで、リテールが細部まで楽しめる料理の数々は、父の影響が多いのではないでしょうか。

また、食器にはベルナルドの特注品を。カトラリーにはPUIFORCAT(ピュイフォルカ)を使用しているおり、三ツ星だからこそできる芸当ですね。

サービスについては、非の打ち所がなく、まさにプロフェッショナルと呼ぶに相応しいと感じました。つまり、洗練された中にも親近感の持てる非常に心地よいサービスで、誰もが上質で至福のひと時を過ごすことができでしょう。

やはり、「特別な日」のためにとっておきたい至高のレストランといえるでしょう。


posted by TAKE at 02:17| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | フレンチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんて洗練された盛り付けでしょう!
小さなお皿の空間がまるでキャンバスのようですね。とても感動しました。
本当に行ってみたいお店ですね。
いつか何かの記念日に・・・。
Posted by mei at 2008年04月04日 21:27
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